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國學院大學児童文学会のブログ

サークルの活動告知と報告。新入部員いつでも大歓迎!!

※当サークル連絡先→jidoubungakukai☆gmail.com(☆を@に変えてご送信ください)

   2011

0622
合評会総評後編。

「世界を救いに行こうじゃないか」から「呼吸(人魚と私)」まで。





「続きを読む」からどうぞ。



編集*ハナサカ

世界を救いに行こうじゃないか
・男の子が残念(※褒め言葉)男の子の中二病がよく書けている。微笑ましいタイプの中二病。
・出会っただけで終わったのがもったない。
・主人公と再会したところまで書き進めると、今度はどんなオチをつけるかが難しくなるので、出会って終わる方がいい。
・主人公「私」についての情報がもう少し欲しい。年齢は? 外見は? 性別は?(「私」だけでは男とも読めるので)
・2回目の台詞前後に空白が空いていることに違和感。(台詞を際立たせる演出では? という意見あり)
・設定がありふれている
・29P下段1から2行目など、主人公のツッコミがいい。
・30P上段14から18行目について。中二病の発症と治癒に同じ「目覚め」を使っていて、分かりづらい。どちらかだけに「目覚め」を使い、もう片方は別な言葉を使ったほうがよいのでは?
・主人公は男の子のことを中二病と認識していないのか? わざとしていないのか?
・男の子が名前を話すくだりが冗長的に感じる。喫茶店に戻るあたりで綺麗に終わりそうなのに、最後の最後で読み手も気になることを言われてしまい、モヤッとして終わった。
・主人公の考え方や話し方も中二病っぽい。彼女も元患者なのか? だから必死に男の子の中二病を治そうとしていたのか?
・男の子の名前は本名なのか? 本名だったから初恋の女の子に誘われたのか?
・ホーリーネームとは?(総評中にネットで調べたところ、オウム真理教で一定の地位につくと与えられる名前がホーリーネームと呼ばれているが、このことなのか?)
・こちらの考え方によって話が変わる。
・29P上段10行目「今までの説明」は言い過ぎでは? 説明らしい説明はまだしていなのでは?
・29P上段8から12行目の魔方陣をあちこちに設置するシーンについて。移動を省略しすぎでは?
・地の文があっさりしすぎ。(面白くて好き、という意見もあり)
・面白いツッコミを考えることに重きを置きすぎでは?
・主人公の目的が、男の子と世界を救うことよりも、男の子を救うことになっているため、タイトルと中身にズレを感じる。
・男の子の純粋さがいい。


水の乙女
・日本昔話調にまとまっていた。
・和モノな世界観の割に、文体があっさりしている。もっと凝ってもよいのでは?
・オチが短く、さびしい。水底に沈んだ娘が実は雪だった! というネタバラシの部分を、数行で済ませるのはもったいない。もう少し書き込んでもよいのでは?
・35P上段以降から、ラストまで雪の台詞が『』で括られれているのはなぜ? 雪の声が変わったのか? 変わったらのなら、風太がその変化に気付く描写が欲しかった。
・雪の恨みが、風太を水底へ連れて行くほど強いものに感じない。雪が父親を慕う描写など、父親に知られたくなかったという気持ちを説明できる伏線が欲しかった。
・雪は風太に名前を教えてもらってはじめて生前の記憶を取り戻したのに、なぜ父親に知られたくないというのか? 名前を知って記憶を取り戻したために、雪の身に何か起きたのか?
・台詞の一字下げを統一したほうがよい
・作品の設定された時代は、名前をとても大切にしていた時代と似ている。作者も登場人物たちの名前を大切にしていると思える。
・村の掟や雪の服装などの「設定」と、登場人物同士の「会話」の書きこみ具合・詳しさに開きを感じる。時間不足による推敲不足なのか? 登場人物同士のやりとりにもっと密度を与えてよいのでは?
・ホラーなのは分かるが、怖くない。日本昔話怪談、という雰囲気は出ている。
・読みやすかった。
・昔話をモチーフにしているために、オチが読みやすく、盛り上がりに欠ける。ひねりをいれてもよいのでは?
・33P下段15から17行目について。下男を辞めるほど貯まったという金が、食べ物と着物に困らない程度なのは額が小さすぎるのでは? 下男から街一番の大金持ちになるような思い切った額が貯まったことにするか、小額でも満足してしまう理由が欲しい。


奴隷
・作者らしい作品。
・海パン男の元ネタを知らなくても面白いが、知っていると更に面白い。
・自虐ネタ……
・タイトルに掲げている割に、主人公の奴隷感が足りない。コンビニで頼まれたものを買っていくのはただのパシリでは?
・作者の顔を知っているがために、素直に楽しめなかった部分もある。もしこれがネット上に匿名投稿されていたら、また面白みが変わったかもしれない。
・オチ良い
・女の子は主人公に会いたくて電話したのか? だとしたらツンデレでかわいい
・タイトルが「奴隷」の二文字だったので、暗い話かと思って読んだらラブコメで困惑した。ミスマッチなギャップだと思われるので、もう少し軽めなタイトルをつけてもよいのでは?
・様々なバリエーションの笑いがあった。
(37P上段の会話劇はラノベ的な笑い、ナンパのくだりはコントや一般文芸的な笑い)
・短編としての完成度は高い。ムダがない。
・女性の話し方に現実味を感じない。
・女性が「素手・剣道で強い(37P)」ことをアピールした後、「惨殺・爆殺(38P下段19から20行目)」と、素手や竹刀による制裁を連想しづらい単語のチョイスがもったいない。
・剣道経験者より意見。剣道の一段は初段と表記するのが普通。また、初段の強さは剣道をかじった程度なので、強さをアピールするなら名誉職の四段や五段に設定してみては?
・ナンパのくだりが面白い。
・雰囲気が統一されていて、読みやすかった。
・きれいにオチがまとまっていた。読後感よし。
・古森さんかわいい。2人のなれそめが知りたい。
・36Pから37Pの電話のシーンで、行間が空いているのはなぜ? 電話越しのやりとりであることを示す演出なのか?


前世の契り
・星新一っぽい
・オチが良い。まとまりがある。
・「初めて会った気がしない」など、さりげなく伏線が貼ってあって良い。
・アダムとイブは罪を犯したのか? 神話の解釈ミスなのか? 書く前に聖書を読んだのか?
(総会で出た意見として、聖書に知恵のリンゴを食べて神から罰を与えられたシーンがあるため、罪を犯したと解釈してのでは? とある)
・落語のようにオチ重視なので、深い設定は必要としないのでは?
・「初めて会った気のしない、惹かれあう男女2人が、実はアダムとイブだった」という話を、星新一の作品やそれ以外で見たことがある……。
・分かりやすい。よかったね、で終わる。
・完成度が高いので、ツッコミ所がない。
・「悪魔と天使はアダムとイブ」とばらすのが早すぎるのでは? もう少し伸ばしても良かったのでは?
・アダムとイブを会わせないことが目的なら、なぜ神は2人の職場を近づけたのか?
・題材を超有名なところから採ったため、賛否両論や類話が多いのは当然。


ぼくのともだち
・読み手が大学生のため、ひらがなの多い文体に抵抗を感じる。
・例えや描写に、小学生にとって身近なものをうまく使っている。(例:43P下段12行目「せなかのランドセルに……気にしていられない」)
 しかし、「おじさんのおこるこえはかみなりさまが百人でゴロゴロいうよりもいこわい(42P下段13から14行目)」「スローモーション(43P下段3から4行目)」「デリカシー(43P上段3行目)」など、最近の小学生が使うのか? と思う例えや、小学生が知っているのか? と思う単語もちらほらあった。
・上に関連して。50P上段3行目「ノミくじょよう」と(恐らく)漢字で書いてあるものを、主人公が読んだのか? なぜ読めたのか?
 (小学生でも、漢字の読みだけなら学校で習わないものまで読めるから問題ない、という意見あり)
・漢字のほとんどをひらがなに直していることから考えると、読者として想定しているのは小学生よりも幼い世代向けなのか?(読者を小学生と想定しているなら、漢字にルビを振って対応するため)もしそうならば、物語が少し長すぎる気がする。
・意外性のあるストーリーだった。
・ひらがなの多い物語だったので、作者名もひらがなにしてみては?(ルビを振ればいい、という意見もあり)
・視点にブレがなく、ストーリーも良い。
・主人公の名前が「大き」と表記されていると、「大きい」と混同する可能性があるため、全て漢字にするかか全てひらがなにしたほうがよいのでは?
・面白いストーリーと切ないオチ
・友達がノミというのは、意外性があった。
・ノミが死亡して終わる、というのは小学生にとって衝撃的では?
 (『ごんぎつね』のように、死亡オチは児童文学でも用いられているので問題ない、という意見あり)
・ないとうくんは登場回数の割に目立った活躍をしなかった気がする。主人公のピンチに現れるなど、もっと活躍させて欲しかった。
・児童文学っぽい
・起承転結はあるが、少し長い。


呼吸(人魚と私)
・作者名が面白い。
・女性的な文章
・人魚以外でもよいのでは?
 (人魚以外の海の生き物では、人の言葉を話すことに意識が向かい、下手をするとギャグになってしまうのでは? という意見あり)
・自殺の理由が薄い。3ヶ月経っても友達ができないと落ち込むことは無い。(納得した、という意見もあり)
・人魚と対面し、普通に会話している主人公に違和感を感じた。驚かないのか? 写真を撮らないのか?
 (自殺を考え、既に半分ほど行動に移している人間に、普通を求めるのは難しい、という意見あり)
・自殺方法に首吊りや練炭を選ばず、海への投身を選んだことにセンスを感じる。海にはロマンがある。
・精神的な理由で「呼吸」が出来ない主人公が、肉体的な理由で「呼吸」が出来ない人魚の言葉に納得してしまうことに違和感を感じる。
・文章の構成やストーリーが良い。良い話になっている。
・電車の中に乗っている人を「陰鬱な人々」で括るなど、私の心情を反映した描写になっている。
・「陽気な周囲」と「暗い主人公」という対比を冒頭などに入れると、後の暗さや救いがより際立つのでは?
・読者の好みにより、評価のわかれる作品。
・主人公と同じ心境の人が読むと、話に救われると思う。
・主人公の中高生っぽさがよく出ている。(友達が出来ないことで自殺を考えたり、表現の選び方などが)
・読後感がよくない。
・主人公が好きになれない。
・自分の考えを述べているだけでは?
・エピソードと心情が混ざっていてよく分からない。
・友達が出来ないために、主人公の精神がどんな風に追い詰められていくかなどが分かる、具体的なエピソードが欲しい。
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プロフィール

主にブログに携わってるメンバー
(ハンドルネーム表記)

★さざめ 役職:なし
日文4年怒涛の7×単位。果たして卒業できるのか。
財布のなかのチケット枚数が減ってくると精神に不調をきたす。

★橋谷 担当:web・雑用
元講演会係の現雑用。4年。
同期からは徹夜が趣味だと思われている。

★きくらげ 役職:講演会
今年度期待の講演会係。
2年生ながらすでに複数の企画を計画中!

※常時書き込みをしてくれるサークルメンバー募集中。
追加・代替わりすると上記メンバーに変更が加わります。

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↓最近引退しました

★あわ吉 
われらが癒しの幹事長。
B'zの稲葉さまを崇拝している。
よく腹を空かせた部員にお菓子を恵んでくださる。

★くま 
頼りになる姉御ポジション。
多趣味すぎて常に金欠だがこれ以上ないくらい人生が楽しそう。

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★ことなが 役職:幹事長
サークルの妖精。
長く細く生きていて、何気に話題の中心になる。
カラオケでは30秒とたたずに息が切れる。
負けるな、幹事長をモットーに頑張ります。

★かふゆ 役職:渉外
お節介やきなお母さんポジション。
色々と考えるくせに最後の詰めが甘くて失敗することも多々。
落ち込みやすく、浮上しやすい。

★ハナサカ 役職:編集
原色と茨城をこよなく愛するベテラン編集者。
マイペース。ぬいぐるみを見ると保護してくる癖がある。
我らがマスコット。

★ろく 役職:合宿係
くるくるとよく働く頑張り屋さん。
お話上手で周りをよく見ている。
アマゾンを愛する。

★ゆきみ 役職:シンポジウム係
甘いもの大好きな女子力高め男子。
よく電車で寝過ごして予想外な場所に漂着してる。
般若心経的なものが唱えられるらしい。

★なつこ 役職:会計
記事を書くことはあまりないだろうけど、裏でいろいろとブログをいじった人。
紅茶とスコーンと刑事ドラマで至福の休日をすごす。


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★きーさん
影の支配者。
ひゃっほいと言いながらたこやきとスルメを要求してくる。
乱歩とデジモンとピクシーが好き。

★にょん
サークルの与力。
入学当初から圧倒的な存在感を放つ。
よく食べよく唄う、ムードメーカー。心の中に小さいおっさんを飼っているらしい。

★すこっぷ
謎の中国人担当(嘘です)。
無茶ぶりのかわし方と頭突きに定評がある。
全ては空気を読んでいるからこそ。気遣いやさん。



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