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國學院大學児童文学会のブログ

サークルの活動告知と報告。新入部員いつでも大歓迎!!

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   2011

0611
こんにちは。編集です。新歓号合評会の総評です。


作品は目次順です。編集のミスでノンブルと目次の数字にズレがありますが、総評内のページ数表記はノンブルに準じています。

長いのでふたつに分けます。まずは「犬と携帯電話」から「大学生活を楽しむためには」まで。




「続きを読む」からどうぞ




編集*ハナサカ

犬と携帯電話
・万人受けに向いてる面白さ
・犬と人間の掛け合いが、アンジャッシュのコントみたいで面白かった
・7P上段4から5行目にかけて、人間が落とした肉まんを「俺」は食べたとあるが、
 そう簡単に肉まんは落とさないのでは?
・P7下段、15行目「毛並みのいい歯をむき出した」の部分。
 行の関係で「毛並みのいい歯」のところで区切れるように読めるので、
 読点を入れたり、語順を入れ替えたり(=歯をむき出した毛並みのいい)など、
 区切れが分かりやすくなる工夫を。
・「携帯」「長方形」と、犬の認識能力が高すぎるのでは?
 (10P上段15行目から10P下段3行目にかけて、携帯について学習しているシーンがあるので、長方形→携帯と認識することに問題はないのでは?)
・長方形=人間だと分かっているのに、12P上段9から10行目にかけて「男の長方形」と書いている。
 (9P下段6から7行目にかけて「俺はピーンときた。あ、コイツも名無しだなと」から、 10P下段6行目で「長方形(今名付けた)」との描写があるので、「男の長方形」とは「男の太郎君」と同じ意味では?)
・自身の犬種が分からないのに、なぜ「柴犬」「ダルメシアン」「ドーベルマン」と、
 他の犬たちの犬種が分かるのか?
 (生まれながら孤独の身で、人間に飼われたこともないという「俺」が、どうやって犬種の知識を仕入れたのか? ド近眼な上に有彩色を判別できない犬という生き物が、どうして見ただけで犬種が判断できたのか?)
・「長方形」から出ている声が人間だと、「俺」がはっきり理解している描写がない。
 (10P上段18から19行目にかけて、携帯から出る声が人間であることを理解している描写がある)
・P14下段7行目以降の文が、投げっぱなしっぽい感じを受ける
・P14下段5行目できれいに終わっている感じを受けるので、P14下段、7行目以降はいらないのでは?
・シュールで面白い
・文章のテンポがよい
・会話のズレも面白いが、おじさんと犬の間に精神年齢のズレがあることも面白かった。
・「長方形」越しに話しているのが人間だと理解しているのに、年齢が50歳と聞いて驚くのはおかしくないか?
・人間と話せることができることを疑問に思うのが遅いのでは?
・活躍するかと思っていた「愛しのあの子」の出番が少なくて残念。
・保健所に捕まったのなら、引き取り手が見つかった以外で犬を外に出さないのでは?
・「携帯の番号しか知らない」という、誘拐計画の甘さに現実味を出す材料として、
 会社を潰してしまったことを持ってきたのはよかった。
・誘拐犯のおっさんが、携帯越しで自身と話しているのが四歳児ではなく犬と見破れないことに無理を感じる箇所がある。
 (「俺」が誘拐犯並に人間の言葉を操っているのに、誘拐犯は児童施設で育った子供だと考えてやりとりしている点など)
・レールではなくリードでは?
 (犬を繋ぐ道具として、「レール」は存在する。文字通り、「レール」に紐をかけ、紐の先に犬を繋ぐ構造。リードは散歩用の紐をいうらしい)


ロータスの実
・15P上段6行目「ピシャピシャ小走りに歩く」:どんな状態なのか?
 小走りなのか歩いているのか、もしくは早歩きなのか?
・「犬と携帯電話」と同じ作者なのに、こちらはまったく雰囲気が異なり、すごい。
・物語の中心的小道具である「ロータスの実」は、広く浸透しているものとは言い難いので、
 色(16P上段3行目)やハスの実か(同P下段3行目)ということだけではなく、
 形や大きさなど詳細な情報が欲しい。
・男のミステリアス具合がよく描かれていて、キャラが立っている
・主人公の女性は男を警戒し、最後は変質者扱いするにも関わらず、会う度に会話することに違和感を感じる。
・擬音・擬態語のチョイスがうまい。
・あの人に存在感があり、登場のタイミングが絶妙。チラリズム!
・ラストの問いかけ(20P上段19行目「貴方ならば実を食べますか?」)は必要か?
→必要ならば、物語と分離させる(行空け)か、物語中から「読者」を意識した文章を入れた方がよいかも。
 物語中に「読者」を意識した文章がないまま、ラストでいきなり「読者」へ「登場人物」が話しかけるのは違和感を感じる。
・ロータスの実が登場する前に、主人公に消したくない記憶があることをほのめかさないと、
 ロータスの実の能力の方へ意識が向き、主人公の葛藤が分かりづらくなる。
・いきなり登場するかんざし屋に違和感。(作者より:舞台は仲見世)←舞台が仲見世であることを事前にほのめかした方がいいかも。
・登場人物たちは固有名詞を持たないが、キャラが立っているので問題なかった。
・文章は一人称視点だが、すぐに性別が判断できて混乱が少なかった。
・主人公が、謎の男を一貫して冷たくあしらっていたことに好感が持てた。
・20P上段18行目。思い出と向き合うことが「楽しい」とは?
・かんざしにもっと活躍の場を!
・主人公が買ったかんざしを、なぜ男が持っているのか?
・「あの人」「あの男」と、表記が被って分かりづらい。
・16P下段15から17行目「夕方の温かい光によって通りは穏やかなクリーム色に染まっている」夕方の光に照らされたら、オレンジ色になるのでは?
 (作者より:クリーム色になるのは仲見世の壁)
・17P上段2行目「慌てて正気を取り戻そうと」正気を取り戻そうと思う時点で大分正気では?
・19P上段11から15行目の男のセリフ「……自分の行動を思い返してみるといい……」について。主人公はあの人との思い出を反芻したり、男を邪険に扱ったりはしているが、特に行動を起こしているように感じない。
・19P下段。ロータスの実を食べず、おもぴでと向き合うことに決めるのが早すぎるのでは?


仕事帰りの一杯は
・星新一のブラックユーモアのようだ。
・話の構造や描写にクセがあり、ぱっと見よく分からない。
(一見分かりづらく見えるが、それがかえって最後の意外性や驚きを生んでいるのでは? という意見あり)
・石前田君は、主人公の変人具合を引き立てる役なのか?
・石前田君も主人公も変人ということだが、変人具合が浅い。
・冒頭がラノベっぽい。(主観や自己紹介を延々と述べるところ)
・最後のオチが映える伏線が欲しい。
・話があっという間に終わってしまったので、ギャグだと分からなかった。
・石前田君の癖のおかしさを読み逃してしまうと、主人公の変人具合だけが印象に残り、その先の面白さが分からなくなる。石前田君の癖のシーンをもっと丁寧に描写したほうがいいかも。
・27P下段ラスト1行。シャンプーは飲んだのか、頭にかけたのか? 「一杯」とは物の例えなのか主人公の行動なのか? 飲む動作ならば、「ぐいっと一杯」のように飲んだことが分かる描写だと分かりやすい。
・「石前田」「大河内」と、名前の字数が被るため混同しやすい。活躍具合に応じて、どちらかの名前の字数を削ってもいいのでは?
・「“”」の、かっこ始まりとかっこ閉じが逆なのは、初め横書きだった話を縦書きにしたためなのか?
・読み手が社会人ではないため、企画が通ることがどれほどすごいことか分からない。
・主人公と石前田君の仲良し具合が気になる。


大学生活を楽しむためには
・読みやすい
・新歓号の中で唯一、新歓目的とはっきり分かる話だった。
・上級生の意見。「恋愛などに悩む主人公」と、「恋愛相談は苦手だが恋愛小説を書く先輩」が國學院に在学するという設定に、(大変悔しいが)無理を感じる。
・「」を一字下げるのが気になる。
・天音さんが、「話してみてよかった」等々と称されるような聞き役に見えない。紹介が説明的に見える。
・主人公の悩みが最後までよく分からなかった。(もやもやしているだけでも、何か形が欲しかった)
・主人公と天音さんのキャラや力関係が掴める前に、物語が終わってしまった。
・天音さんにリアリティや説得力を感じない。主人公を冷たくあしらう反面、人懐っこい笑顔を浮かべるなど、キャラ作りしすぎ。
・新歓向けの話を書きたいことは分かったが、起承転結がない。
・25P下段からラストまで、新歓を意識しすぎ。
・舞台を國學院にする理由が分からない。宣伝っぽい感じがする。
・天音さんが教師ならまだ受け入れる余地があった。
・天音さんの口調が古風に見えない。
・タイトル、中身、ラスト。全ての間にズレがある。
・天音さんのキャラを考えると「鼻を洗う(22P上段3から5行目)」という表現は似合わない。
・主人公のキャラが定まっていない。
・何も起こらず、何も解決せず、むしろ悩みが増えてしまっている。(23P下段6行目)
・最後の「ために―――」3つがくどい。
・國學院で天然100%の黒髪ストレートは珍しくないのでは?
・一度は主人公を冷たくあしらったにも関わらず、その相談に乗るのまでが早すぎるのでは? もう少し間を空けて、読者が主人公に感情移入する時間が欲しかった。
・天音さんの方が主人公よりキャラが立っているため、天音さんの方に目がいってしまう。
・P22上段5から6行目「見捨てないで……」だけが明確にギャグ路線を行っていて物語から浮いている。話の調子をギャグかシリアスに統一を。
・主人公のもやもやに読者を共感させたかったのか? 完璧超人な天音さんを語りたかったのか? 作者の意図が見えない
・天音さんのキャラが西尾維新っぽい。特に、「めだかボックス」のめだかちゃんに似てる。
・天音さんの語る恋愛論と日本文学研究論が、作者の持論なのか受け売りなのか気になる。

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日文4年怒涛の7×単位。果たして卒業できるのか。
財布のなかのチケット枚数が減ってくると精神に不調をきたす。

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同期からは徹夜が趣味だと思われている。

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今年度期待の講演会係。
2年生ながらすでに複数の企画を計画中!

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われらが癒しの幹事長。
B'zの稲葉さまを崇拝している。
よく腹を空かせた部員にお菓子を恵んでくださる。

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色々と考えるくせに最後の詰めが甘くて失敗することも多々。
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原色と茨城をこよなく愛するベテラン編集者。
マイペース。ぬいぐるみを見ると保護してくる癖がある。
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くるくるとよく働く頑張り屋さん。
お話上手で周りをよく見ている。
アマゾンを愛する。

★ゆきみ 役職:シンポジウム係
甘いもの大好きな女子力高め男子。
よく電車で寝過ごして予想外な場所に漂着してる。
般若心経的なものが唱えられるらしい。

★なつこ 役職:会計
記事を書くことはあまりないだろうけど、裏でいろいろとブログをいじった人。
紅茶とスコーンと刑事ドラマで至福の休日をすごす。


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ひゃっほいと言いながらたこやきとスルメを要求してくる。
乱歩とデジモンとピクシーが好き。

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サークルの与力。
入学当初から圧倒的な存在感を放つ。
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