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國學院大學児童文学会のブログ

サークルの活動告知と報告。新入部員いつでも大歓迎!!

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   2015

0925
こんにちは。2015年度新入生歓迎号の感想ペーパーをまとめました。こちらの記事では「ハザマ」「花檻の中で」「チキンダッシュ」「足あとを巡るたび」について載せています。「続きから」よりどうぞ。


「ハザマ」門馬久馬
・情景描写が細かくされている。
・街や服装の描写は自分には真似できないので単純にすごい。世界観や時代は明らかにされていないが”イケメン”という単語は浮いている気がする。読者に想像させたいならそれでいいけど、やっぱり分からない部分が多い。
・醜悪で汚れた街のイメージから少年少女の出で立ちは浮いていて異質、その様子が「世界から忘れられた少年と少女」を表現している。
・少年少女の服装に関する描写はさすがの密度で、作者のこだわりが現れている。汚れた街の中に息づく倒錯した二人、という構図がずるいくらいに綺麗。見てはいけないものを見たような背徳感がある。説明的すぎるほどの文章で少しリズムが崩れている。二人の会話の内容はよく分からない。お店とはこの街は何なのか?それもさして重要なことでもないのかもしれないが。
・内容としては男女の話だが、文章の表現が内容の単純さをカバーしている感じがした。
・前々回の続きで楽しんで読めた。
・独特の世界観。少年の服はこの街のどこで手に入れたんだろう?
・独創的ではあるけれど、それが構成された独創性という訳でもなく表現力によるものでもないように思える。何なんだろうか。
・話の様子が具体的でわかりやすい。
・大きな物語の序章が番外編なのかと思った。最後の少女の動機の話の部分の展開が少し急すぎるように感じた。
・ルビがほしい。途中から背景が薄くなっている。服が武器であり鎧であるのは面白い。いっきに服の説明をするより少しずつ出したほうが良い気も。男らしさ、女らしさを思考で出さないと服装が逆である意味がないような気がするがどうだろう。
・最初の場面の街の描写と人の描写が対照的で鮮やか。
・街や登場人物の容姿など詳しく書かれていて良い。
・表現力、文章力があり、いつもながらの独特の世界観を作り上げている。個人的にストーリーにはあまり入り込めなかった。
・わざわざ落書きにまで言及する主観人物のプライドの高さ。”少年”と分かる少年がこの格好をしているならかなり変態度が高い。台詞が続く部分ではどちらが話しているのか分かりにくい箇所がある。
・独特な世界観。登場人物の個性が強い。少年少女の対比、本質が似たもの同士であるというのが良い。世界を壊すというのは物理的な意味だろうか?
・鎧うためのファッションというテーマは好き。少女の壊したいもの、敵がもっと明確だと良かったかも。奇抜な髪色とファッションをする某アイドルを思い出す。


「花檻の中で」萩月
・檻という言葉で、女学園の清廉なイメージや瑠璃川さんと間藤さんの同性愛めいた関係、先生のスキャンダルなどの閉ざされた空間の中での濁った空気(性欲?)がうまく表現されている。
・きれいにまとまっている。話に目新しさはないが完成度は高い。作者の構成力や文章力の高さが際立っている。主人公の個性が薄く、ゲームプレイヤーのキャラのようだった。他の登場人物たちとのあいだに距離があり、ひとりだけ檻のそとにいるよう。タイトルが好き。
・ストーリーは少しありきたりだが、間藤さん以外の人はほとんど幸せな終わり方で良かった。
・楽しんで読めた。
・面白い設定で楽しく読めた。学校という一つの世界が上手く書き切れていた。
・重い題材なのでもう少し心理のわかる描写を入れて深めたほうが良いと思う。
・今までとは作風が一転しているが良い方向。児童文学的で良い。
・全体的にストーリーが一貫していて読みやすい。
・閉鎖空間に第三者が介入することにより、その人物の価値観が変わるということが描かれていたと思う。琴美さんが少しかわいそう。
・女子校あるあるで楽しかった。文章で気になる部分が多々あったが全体の流れは良い。山柄さんの扱いはどうにかならないだろうか。
・異性愛と同性愛のあいだで揺れ動く人々、という難しいないようが表現されていてすごい。
・読みやすく作者らしいお話。
・一文目から古風な少女漫画の雰囲気が出ている。百合空間。
・文章表現が秀逸。
・作者はこれを百合として書いているのか一般恋愛小説として書いているのか。個人的にはあまり百合とは思わなかった。読ませることに特化した文章。目立って悪いところやクセもないので多くの人に受け入れられやすそう。だけどもう少し作品の内容や文章に作者の色を出しても良いのでは。丸く収まらないはっちゃけた作品も読んでみたい。
・ニッチになりそうな題材を、多くの人に読ませられるように書ける技術はさすが。今後、主人公や瑠璃川さんはこの出来事を思い出としてたまに懐かしむくらいなんだろうけど、間藤さんはずっとこの傷を引きずっていくんだろうと思うと悲しいけど学生時代ってそんなもんだよね。


「チキンダッシュ(上)」俺
・完結していないので何とも言えないが、ペンネームが”俺”ということもあり自伝小説なんだろうかと思った。表現に目新しさはないけれど、スピーディーで読みやすさはあった。
・現実にあるもののパロディが面白く、パラレルワールドの話みたい。気になるところで終わったので続きが読みたい。
・チキンの描写がいい感じで本当においしそう。読点が多く読みづらい。作者名からの邪知で、これは”俺”の手記なのかもと思った。
・続きが気になる。
・少し読みづらい文があった。コンビニがネタなのは面白い。
・完結していないので何とも言えないが続きが読みたい。
・最後の”怖くなって~漕いだ”は逃げととれる描写。対峙する表現が一度もなかったのにはじまりと言ってしまうのに違和感。
・チキンダッシュ(下)は今後書かれるのか否か?
・場面が想像しやすい。
・日常から非日常へと主人公が巻き込まれる様が上手く描かれている。
・日記っぽい。日常を事細かに描写しているのは個人的に好き。何か起こりそうで何も起こらなかった。
・これからが楽しみ。
・前半の作品名連呼はくどい。(下)を書いてくれることを期待。
・主観独特のくどさが強い。シュール系のギャグ漫画っぽい。
・文章に勢いがある。題名とオチが噛み合っていて良い。”けど””だけど”の多用が気になる。
・作者の好きなアーティストの影響が見える。もっと作者自身の内面が出たものも読んでみたい。(上)とあるので(下)がないと評価しづらい(それともこれで完結しているのか?)。以前の作品にも言えるが文章の癖が強い。好き嫌いが分かれそうだが作者的にはどうしたいものか。個人的にはもう少し読ませる方向にシフトさせられたらこのままでも良いと思う。
・この文量なら一度に最後まで完結してほしかった。文体そのものがクセになるだけに物足りない。


「足あとを巡るたび」橋谷
・作品全体のどこか懐かしく優しい雰囲気が印象的。
・読み進めていくことで主人公のことや人間関係などが分かっていく構成が良い。街の景観などの描写がすばらしい。最後は主人公に語らせすぎで説教くさくなってしまった感じがするので、余韻を持たせてほしかった。
・今は携帯で簡単に写真も撮れるしメールで連絡できる時代だから、”カメラ”で”手紙”なところに温かさと郷愁を感じる。過去のはかなさのようなものも良かった。
・字が大きく長い文章でも読みやすい。忘れるということがテーマなのは分かるけど情景描写が少し過剰。ラストが唐突で無理やり終わらせた感じがある。
・自分にもたくさん忘れていることがあるなと思った。変わっていく街並について自分の地元の変化を思い出して、自分も写真におさめておけば良かったと思った。写真、カメラ操作の細かい描写がリアルさを出していた。
・文章が優しく心がほわっとする感じ感じ。
・話が好き。最後の佑くんの登場は唐突な感じがした。
・佑くんが小学生なのに大人びてる。博識なのにひけらかす感じもない。
・読み手に問題がありまっとうな感想が書けません。
・作者のこの作品に対する思いがとても深いのだと感じる。
・久方ぶりに故郷に帰った主人公の思いや回想の描き方が良かった。伏線の回収もできている。
・最後の台詞が、この台詞が言いそうにないという違和感もあり蛇足に感じた。最後に全部の心情や説明を一気に出してくるのが前々回の作品でも気になった。
・忘れるということを深く考えさせられたし、変わる人々や街の情景にとても共感できた。とても良い作品。
・とても優しい物語。昔は優しかった佑くんが、今では深い心の傷を背負っているという意外性もあり、ただ単に再会するよりも良かった。
・最近の青春小説っぽい。アク抜きされた世界という印象。
・文章の構成と表現が素晴らしい。
・緻密に構成された作品。起承転結がはっきりしていて読者のことが考えられている。街の情景描写が細かいが自然に描かれていて、写真のように頭に思い浮かんだ。主人公と一緒に散策しているよう。物語の中の街なのに懐かしさを感じた。モデルの場所はあるのだろうか?私の高校のときもマイコという名前の子が”マイコゥ”と呼ばれていたので面白かった。
・適度に気の抜ける箇所の入った文章が森絵都さんの作品みたいで読みやすい。言いたいことを台詞ではなく物語でわからせることができるのは本当にすごい。街フェチにはたまらない街描写。カメラ操作など手元の仕草の細かさが情景に深みを与えている。
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日文4年怒涛の7×単位。果たして卒業できるのか。
財布のなかのチケット枚数が減ってくると精神に不調をきたす。

★橋谷 担当:web・雑用
元講演会係の現雑用。4年。
同期からは徹夜が趣味だと思われている。

★きくらげ 役職:講演会
今年度期待の講演会係。
2年生ながらすでに複数の企画を計画中!

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B'zの稲葉さまを崇拝している。
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多趣味すぎて常に金欠だがこれ以上ないくらい人生が楽しそう。

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★ことなが 役職:幹事長
サークルの妖精。
長く細く生きていて、何気に話題の中心になる。
カラオケでは30秒とたたずに息が切れる。
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原色と茨城をこよなく愛するベテラン編集者。
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