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國學院大學児童文学会のブログ

サークルの活動告知と報告。新入部員いつでも大歓迎!!

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   2014

1030
2014年前期作品集、感想ペーパーのまとめ第三弾です。「明日の夢の果てに」「覚めてはまた夢のなか」「ゆめのまーしあ」の三作品について掲載しています。「続きから」よりどうぞ。

「明日の夢の果てに」 やまねこ

・表現が前文と重なっていたり、主人公の目線が定まっていなかったりと読みづらい部分が多い。無理に表現を凝るよりは素直に書いたほうが話が映えるのでは。 なぜ主人公が元猫と話していたのか分からない。
・キラキラしたものが散りばめられていた小説。
・時系列が分かりづらい。優しい感じの文章でさらりと読めた。
・描写が綺麗で言葉のセンスが良い。
・白露とのやりとりの不和が、最後の二行で解決した。
・P1「既に昼だった」と書いてあるのに同じページで「朝日がキラキラとこぼれる」とあり矛盾している。二人がいたのは現実とは違う場所だと言いたいが為の表現だったのか?
・主人公が白露に出会ったときの描写をもう少し掘り下げてほしい。
・会えて嬉しいけどもう会えなくて悲しいという気持ちがうまく表現できている。
・白露=ネコであることの伏線がもっと欲しかった。
・重い世界観の多い今作品集においては珍しく甘酸っぱい気持ちになれた。
・全体を通して薄っぺらい。“淡々としている”と“薄い”は違う。
・情景描写が絵画のよう。二回目に読むと、実は白露が猫であることのヒントが沢山あったことがわかった。
・最後まで読んでこそ価値のある作品。
・コップという人工物が、不思議な世界に水を差している。
・白露という名が読みづらい。特殊な人名にはふりがなをふってほしい。 地の文が小説というより詩に近い印象。不思議な雰囲気は出ているが読みにくさもある。会話文が堅い。最後の文章で、少年はなんなのか分からず戸惑った。
・後半にかけて全容が明らかになっていく過程がうまい。
・淋しげな雰囲気が良い。
・前半、猫がしゃべりまくっていることの理由が分からない。 ヒロインは猫に恋愛感情を抱いているように見えるが、だとしたら相当異常なこと。
・盛り上がる部分や軸にしたいことが伝わってこなかったため印象が薄い。 耳触りのいい、児童文学やファンタジー系ライトノベル“らしい”言葉を多く選んではいるが、浮いている。



「覚めてはまた夢のなか」 橋谷

・ストーリーや文章はよくまとまっている。姉と主人公が出会ったときの会話が蛇足に感じる。もう少し読者に委ねても良いのでは。
・夢、記憶、既視感…どれがどれなのか混乱した。
・構成が際立って上手い。
・小道具としての雨の使い方が秀逸。
・これからどんな展開になるのかとわくわくしながら読むことができた。
・ホラーっぽい始まりかただったが、案外爽やかに終わる物語だった。
・ラストのどんでん返しが良い。ホラーな感じで怖い。
・心理描写と会話文のバランスが良い。最後は泣いてしまった。
・今回の作品集のなかでもかなり読み応えがあった。ストーリーも言葉選びも無駄がない。面白いものは理屈なしで面白いのだと実感した。圧倒的なスケールの話でもなく、日常のなかで繰り広げられる世界が好き。
・映画化できそう。読んでいてその場面が目に浮かんでくる。そんなに難しい漢字を使う必要はないのでは?
・ラストで鳥肌が立った。全体的に地の文がかっちりしているぶん、香織の幼さが際立ち文章をまろやかにしている。
・夢と現実の境がはっきり区別されていたので、途中で読み返すこともなくテンポよく読むことができた。
・構成に緩急がある。タイトルの拘りを聞きたい。
・夢と現実との境界が曖昧。読みにくさもあるが、不思議な世界観を演出してもいる。緻密に作り込まれているが、反面堅さもある。お手本のような文章。
・生まれ変わりには前世の記憶があるのだろうか?
・起承転結がしっかりとしている。ミスリードが上手く、良い意味で期待を裏切られた。
・大人で男性の主人公目線であることに逃げがなくて良い。最後に名前を付けるシーンで終わらず、一歩踏み込んでオチを付けたところが良かった。
・重すぎず軽すぎず、長いけれど読んでいて疲れない文章。会話が自然。



「ゆめのまーしあ」 さざめ

・文章、ストーリーが独特。P23からの文章は、自分本位な価値観を押し付ける人々を自分本位な感情で突き返す主人公を嘲笑してほしかったのだろうか。詳しい説明がほしい。
・精神病を元にしているのだろうかと思った。
・独特すぎる表現が、味になっているし分かりづらくもしている。
・子どもっぽさがある。
・機械製の人間という表現にときめいた。言葉選びに現実感がないと思ったら夢の話だったので納得した。
・終盤の情景がまりえの心情と重なって切なくなった。
・読者が各々補完するタイプの小説。
・まりえは夢のなかのマーシアを思い出として残して厳しい現実を生きていってほしい。
・胡蝶の夢のような話。夢のなかで現実の自分の問題について考える、というのが面白い。
・箱庭と現実との境目が分かりづらい。
・読んでいて怖くて悲しい気持ちになった。それは自分自身も似たような経験をしたからかも、と思った。
・綺麗な描写から薄暗いものが見え隠れしている。台詞がなんとなく芝居くさい。
・主人公の精神状態が心配になる。まりえは世界から孤立している気分ということだろうか。夢が連なる不思議な物語。「まりえ」という名前だから日本人だろうけど、マーシアとのやりとりは外国っぽい。
・周りの人の考え方が嫌で居場所をなくした主人公の様子が伝わる。
・リズムがしっかりした文章。
・出だしの一文で引き込まれる。外国の表現や口語調が混ざる表現が面白く、内容にも合っているが、読者によっては“?”となりそう。突然の火事の場面で着いていけなかったのは、その文体の所為もあるかも。
・正直、何をどうしたらいいか分からなかった。孤独感は伝わってきた。
・機械人間という不思議な設定や、時系列が逆になっているところが夢のなかの幻想的な雰囲気を演出している。
・マーシアとはなんだったのか。
・他人に合わせて生きるのを強いられるような世界がリアルで考えさせられた。
・何が現実で何が幻影なのか分からなくなってくる。芯の部分(機械であることなど)は回収しているが、多くは未回収。 イノセント(無邪気/無責任)が主題なのかと思った。
・テクスト論的に、著者と作品を関連づけて考えるのはタブーだが、これは最初から誰が書いたのかが分かってしまった。常に“誰かの頭の中をのぞいている”感が拭えず、背徳感、緊張感を持って読んだ。


④へ続きます。
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日文4年怒涛の7×単位。果たして卒業できるのか。
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今年度期待の講演会係。
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